食品では食品の風味や外観をよくするためなどに原材料以外に添加物を使用します。この添加物を「食品添加物」といい、指定添加物・既存添加物・天然香料・一般飲食物添加物に分類されその数は約1500種類あります。使用目的は次の通りです。

 a 食品の製造や加工のために必要な製造用剤・・・豆腐、こんにゃくの凝固剤など
 b 食品の風味や外観を良くするための甘味料、着色料、香料など
 c 食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など
 d 食品の栄養成分を強化する栄養強化剤

 具体的には次のような目的があります。

       

甘味料

イーストフード

p H 調整剤

着 色 料

ガムベース

かんすい

増 粘 料
安 定 剤
ゲル化剤
糊   料

香   料

膨 脹 剤

酸化防止剤

酸 味 料

栄養強化剤

発 色 剤

調 味 料

その他の
食品添加物

漂 白 剤

豆腐用凝固剤

 

防かび剤
(防ばい剤)

乳 化 剤

 

 化粧品でも添加物をたくさん使いますが、化粧品では添加物とは言わず「配合成分」と言います。主たる目的の成分と品質を保持するための成分のほとんどが石油由来の化学物質ですので、食品のような分類はできません。

 化粧品成分のすべてが「添加物」と行ってもいいかもしれないくらい「使用目的」で埋め尽くされます。

【参考:配合成分の使用目的】


安定性

可溶化剤

エモリエント剤

角質の除去

アルカリ剤

鹸化剤

炎症の穏和作用

香料

ゲル剤

 

 

抗炎症剤

消臭剤

抗炎症作用

消炎効果

抗菌剤

収斂剤

抗アレルギー剤

洗浄剤

抗酸化

制汗剤

界面活性助剤

殺菌作用

界面活性剤

殺菌剤

血行促進剤

柔軟剤

血行促進作用

湿潤剤

痒み止め効果

線維芽細胞のエネルギー源

抗酸化剤

弱酸性

コンディショニング剤

優れた生分解性

吸着材

再生促進作用

起泡剤

細胞賦活剤

硬度調整剤

女性ホルモン様作用

キレート剤

紫外線防止剤

抗菌活性効果

紫外線吸収剤

眼輪筋細胞

酸化、光分解性物質の保護

泡の安定性

酸化防止剤

コラーゲン産生分解抑制

水不溶性物質の乳化などの物性改善効果

コラーゲン産生促進

優れた親水性

コラーゲン同士の結合防止

水分保持機能

活性酸素消去能

止痒剤

感覚改良剤

セラミド増加

過脂肪剤

潤滑剤

血清コレステロール減少

脂肪酸塩と優れた相乗効果

毛穴に詰まった汚れの浄化作用

増粘剤

光沢剤

精油

着色剤

発汗作用

着色・着臭防止剤

フケ・脱毛予防作用

帯電防止剤

肌にやさしいアニオン界面活性剤

脱臭性

皮膚と同じ弱酸性皮膚に対して非常に温和

天然ワックス

肌に優しいアニオン界面活性剤

頭皮刺激剤

肌荒れ防止

天然油脂

ヘアコンディショニング剤

ターンオーバー促進

皮膚コンディショニング剤

耐湿性

皮膜形成剤

鎮痛剤

ホルモンレベルの調整効果

鎮静剤

フリーラジカル除去剤

DNAの保護

pH調整剤

 

 

変性剤

乳化安定剤

保護効果

乳化剤

白色顔料

軟化剤

被覆剤

 

 

保水効果

肌荒れ防止

分散剤

美白効果

芳香剤

美白剤

防腐剤

不透明化剤

保湿剤

発毛剤

 

 

分散剤

免疫系促進剤

日焼け防止作用

 

 

発毛促進剤

養毛剤

保護剤

油剤

ベタつき防止

溶剤

                       出典:化粧品成分用語辞典等を参照に作成